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【オープンキャンパス】出願率が高いOCコンテンツとは?

高野卓矢

投稿日:2023.11.6

更新日:2023.11.7

みなさん、こんにちは。
株式会社ケシオンの高野です。
学校の広報のお手伝いを中心に仕事をしております。
具体的には、大学・専門学校等のwebサイトや学校案内等のご提案が、私の主な仕事です。
このような業務に携わる中で、これまでに約100校のオープンキャンパス(以下OC)を拝見する機会がありました。
そして、「人が集まっている学校」と「そうでない学校」では、明確な違いがあることに気がつきました。
その違いをここに、書き記していきたいと思います。


前回は「【オープンキャンパス】学生さんにOCの協力をいただくには」という、タイトルでお届けしました。
まだ読んでない方は、下記よりご確認いただけます。

【オープンキャンパス】 学生さんにOCの協力をいただくには

さて今回は、「出願率が高いOCコンテンツとは?」です。


今回のこの記事をご覧いただく前に、ぜひ目を通していただきたいのが以下の別ブログ「日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた」です。
かなり参考になる内容になっていますので、
まだご覧になっていない方はこちらよりご確認ください。


▼【オープンキャンパス】日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた。(前編)
https://www.kesion.co.jp/pd/blog/20231026/

▼【オープンキャンパス】日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた。(後編)
https://www.kesion.co.jp/pd/blog/20231004/

「日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた」にて紹介されている戸板女子短期大学様のOCもそうなのですが、コンテンツ自体にスペシャル感があるかというと、そういうわけではありません。
スペシャルなのは、「学生さん」なんです。



人が集まっている学校のOCの特徴として、「学生さんがイキイキと活躍している」という共通点があります。
そんな学校の学生さんたちはみんな、笑顔で、大きな声で、自分の体験を言葉で語っています。


現在ほとんどの学校様で、
・学校説明・学科説明
・入試&学費・奨学金説明
・体験授業
・キャンパスツアー
・個別相談
という同じようなコンテンツを用意されていることと思います。
人が集まっている学校様も、もちろん、ほぼ同じコンテンツです。


では、いったい何が違うのでしょうか。

私が思うに、すばらしいOCをされる学校様では、
教職員と学生さんの普段からの「信頼関係」が厚く、
自分たちの学校に「誇りをもった学生さんが主導・主体」でOCに取り組み、
心から「自分の学校に入って欲しい」と願い、
その「ブラッシュアップまで学生さん主体」で行っている
という印象があります。


以前、某保育系の専門学校様の人気OCを、打ち合わせから見学させてもらう機会があり、とても驚いたことが「2つ」ありました。


まず1つ目は、OC開催前の、教職員と学生さんの打ち合わせ時のこと。
教職員の方が、「今回の来校者は、3年生が5人・・・」と人数を確認していると、
「全員に入ってもらう!」と学生さんが大きな声で叫んだのです。
ここまで学生さんが意欲をもって取り組んでいるということには、大変驚きましたし、本当にすばらしいことです。
もう、弊社の営業にスカウトしたい、という気持ちで拝見しておりました。


2つ目は、キャンパスツアーでのできごと。
私自身、キャンパスツアーにはたいして期待もせず、施設設備の説明がメインだと思って参加していました。
しかし、良い意味で大きく期待を裏切られることになります。



私が感動した2つ目のポイントが、案内するすべての箇所で、単なる施設の説明だけにならず、学生さんが授業等での「実体験を話している」ということでした。
作成した工作、OBOGの顔入り就職先の掲示、ピアノ室、設置している大きな鏡etc...
ご案内頂いた全ての箇所に、学生さんオリジナルのドラマが入っていました。
そしてそれがこの学校の魅力に繋がっていたのです。
見学していた私も、大変驚くのと同時に、願書を書きそうになるほどステキなキャンパスツアーでした。


さらに凄いのが、その学生さんだけでなく、他の学生さんも同じようにツアーを行っていたというところ。
違う参加者を案内している学生さんのキャンパスツアーでも同様に、自分の体験を話しており、それがドラマになっていて、さらに学校の強み・魅力にもなる内容でした。


つまり、たまたま一人の高い意識と技術がある学生さんのスタンドプレイに当たったわけではなく、全員が、しっかり「主体性と高い意識」で、
OCを行っているということなのです。

OC後に反省会もされており、参加者のカルテ(個人カード)も記載されています。
参加者が、2度目に来た時も、どの学生さんがどういう話をして、どこを評価され、どこにハードルがあるのか分かった状態で、話を始めることができるという事です。


体験授業だけが、盛り上がれるコンテンツではなく、キャンパスツアーも素晴らしく盛り上がれるコンテンツでした。


話を戻しましょう。
OCコンテンツで勝負できる学校様は、それでよいと思います。
しかし、コンテンツ自体は、どの学校様もほぼ同じだと思います。
そのコンテンツを、さらにブラッシュアップさせていく事で、参加者に学校独自の魅力をより深く理解してもらえるということです。
みなさんの学校でも必ずできます。
学生さんを信じ、学生さんの為に、頑張りましょう。

OCからの出願率UPさせるためのアドバイスを無料で行っています。
是非、一度、外部の第三者の私どもに、OCを見学させてください。
忌憚なくレポートを書かせていただきます。
是非、こちらからお問い合わせくださいませ。
https://www.kesion.co.jp/pd/contact/
ご連絡させていただきます。

※現在、本当に多数のお声がけをいただいておりますので、希望の日程にお邪魔できないこともございます。
まずは、お声がけいただければ幸いです。

この記事を書いた人

高野卓矢

株式会社ケシオン プランニングマネージャー

高野卓矢

株式会社ケシオン プランニングマネージャー

大学・短期大学・専門学校の募集のお手伝いを専門にするセクションと、
高等学校訪問を行うセクションの代理店に、25年勤務。
その後、株式会社ケシオンに転職。
感覚的な募集から理論的な募集へと、学生募集のリデザインを行い
オープンキャンパスの改善を中心にした、募集改善施策を実施。
数年間で募集倍増に繋がった学校も数法人に。