【再生数より◯◯】学校SNSで増やしたいモノ
山田洋平
投稿日:2023.10.23
更新日:2023.10.24
株式会社with funの山田と申します。
【教育業界に特化したSNS運用】ブログ第20弾です。
学校SNSで集客したい。ブランディングしたい。
という広報ご担当者さまへ向けて、
学校SNSのプロとして、有料級の内容をお届けします。
前回記事は【TikTok・Instagramで話題の学校を目指してはいけません。】です。
まだ読んでない!という方はぜひこちらからお願いします。
▼前回記事リンク先
【SNS】〈TikTok・Instagramで話題の学校〉を目指してはいけません。
まずはしれっと宣伝ですが、X(Twitter)を始めました。
ブログのように、学校SNSの話に特化して呟いております。
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学校SNSは顧客満足を広げるツール
前回の記事で
学校SNSでは、「数字を増やすことだけを目的にしてはいけない」と書きました。
では学校SNSでは、何を増やせば良いのでしょうか。
その答えは…
ずばり、顧客満足だと思っています。
学校SNSは、
高校生(見込み客)向けの運用ではなく、実は全く逆で、
学生に目を向けた運用が成功すると思っています。
ここでひとつ、例を出します。
もし仮に、
みなさまが100万円の高級英会話教材を検討するとしたら、
気になることはなんでしょうか?
教材の内容、販売元、教えてくれる講師など、
いろいろなことが気になると思いますが、
興味を持った時に、一度は気になることは、
「実際に教材を買った人の感想はどうなんだろう?」
ではないでしょうか?
どれだけHPやパンフレットがしっかりしていても、
「騙された!」「実物が全然違った…」「効果がなかった」
などの顧客の感想がいくつもあったら不安になりますよね。
教材でも学校でも同様に、購入(入学)するまでサービスの全容は分かりません。
だからこそ、実際の顧客の声や口コミは誰しも気になるものです。
HPやパンフレットのように飾られた広告、文章ではなく、
顧客の本当のリアルを伝えるツールがSNS、というわけですね。
高校生に向けた宣伝の投稿にはあまり「いいね」はつきません。
学生が何を学び、何を楽しんでいて、どんな学校生活を過ごしているのか。
>HPやパンフレットの情報に嘘はないか?
これが本当の顧客の気になる情報です。
余談ですが、
もし私が100万円の教材を買うとしたら、
HPやパンフレットも見ますが、
やっぱり、実際に使っている人のSNSを見まくると思います。
(人は失敗したくない生き物ですね)
学生とのコミュニケーションそのものが上質コンテンツ
例えば公式アカウントで、授業風景の動画を投稿したとします。
そこに学生からの反応があり、
「こんな授業もおすすめです!」
「この先生、意外と面白いよ!」
「ゼミのアカウントは学生が更新しているので見にきてください!」
などのコメントがあったらどうでしょうか?
学生も楽しそう!学生と学校が仲よさそう!
と、好意的な感情になりませんか?
学生とやりとりする学校SNSは信頼が増します。
(さらに理想は、学生自身のアカウントで学校の投稿をしてもらえることです)
学生とのSNS上のコミュニケーションは
日々の学校生活を連想させるものだと思い、
私は投稿内容以上に、とても大事にしていました。
(なんといっても、それをネットに公開しているんですから…)
具体的な投稿内容はどうする?
私は究極的には、学校SNSではTikTokのダンスやトレンドのような
ショート動画用の企画をする必要は無いと考えています。
では具体的に何を投稿するかというと、
学校行事、イベント、サークル、進路サポートなどの学生の日常、
学校生活のリアルを投稿することが重要だと考えています。
無理にショート動画用の企画を考えることなく、
今ある学校行事からSNSのコンテンツを作っていけば良いのです。
学生が楽しんでいる姿、
真剣に学んでいる姿、
学校行事に一喜一憂している姿、
取得できた資格、
サークルで出場した大会、
内定先、
…
その全てが学校独自の体験であり、高校生が見たい部分でもあるのです。
トレンドに乗っかった企画は数字こそ出ても、本質的な学校の良さは伝わりません。
『でも、日常なんてそんなに投稿する企画はないんですが…』
という学校さんも多いと思います。
だからこそ、カリキュラムの充実はマストです。
学校のカリキュラムが充実していく。
⇨学生の満足度が上がる。
⇨学生が投稿してくれるようになり、SNSコンテンツが自然に増えていく。
⇨SNSが賑わうことでさらに学生募集が上手くいく。
⇨さらにカリキュラムをブラッシュアップしていく。
こんなサイクルが理想だと私は思っており、
実際に成功している学校さんはこのようなSNS運用ができていると感じています。
※手前味噌で恐縮ですが、、
私は前職でこのような運用方針を取り、学生募集を改革しました。
定員50%以下という危機的状況から、コロナ禍でも3年連続、募集開始1ヶ月で定員達成という結果を打ち立てることができたのです。
(SNSを真面目に取り組んで本当に良かったと思いました…)
まとめ
ショート動画はバズる可能性を秘めています。
大きな認知を獲得するチャンスです。
ですが、
・1回のバズりだけでは忘れられてしまうこと。
・ショート動画だけでは本質的な学校の良さを伝えられないこと。
・ショート動画は再生数のためだけでなく、顧客満足に活かして欲しいこと。
・本当の顧客は在学生であること。
このような理由から、今一度ショート動画の目的、戦略について考えていただければと思います。
学校SNSという分野は特殊であり、
インフルエンサーとは違った目的、運用をすべきであるということがまだまだ認知されていません。(このような提言をしているのも私くらいかもしれませんが…)
SNS、デジタルマーケティングで広報を改革したい!
そんなみなさまへのお役に立てれば幸いです。
SNSについて
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それではまた次回。
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