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【SNS】<数字が出ません>WEB・SNS広告、それでもやる意味はあるの? 〜前編〜

山田洋平

投稿日:2023.6.13

更新日:2023.6.20

株式会社with funの山田と申します。

【教育業界に特化したSNS運用】ブログ第11弾です。
学校SNSで集客したい。ブランディングしたい。
という広報ご担当者さまへ向けて、
学校SNSのプロとして、(おそらく)有料級の内容をお届けします。

前回は【SNSまとめ】について解説しました。
まだ読んでない!という方はぜひこちらからお願いします。

▼前回記事リンク先
<3分まとめ>学校snsの使い分け法

広告からは成約しない!?

今では多くの方がご存知だと思いますが、2019〜2020年にかけてiOSアップデートによりWeb・SNS広告は効果がでにくいものとなってしまいました。

難しい話なので簡単にお話しすると、

①以前は一度でもホームページに流入してくれた方に対して
1週間どころか、1ヶ月以上後でも広告を再表示させることができていた。

②ホームページへ流入記録がある方が、オープンキャンパスへ申し込みをするとしっかりと広告からの成約という記録ができていた。

・・・
しかし現在では、
・・・

①広告で追いかけられるのは24時間以内
②実際に広告をみていても、広告の記録とならないことも多い

といった状況になっています。
(例外あり。簡易的に記載しております。)


「広告の数字がでない。。」
「毎月の予算がかかる…」
「やる意味はあるの?」

みなさまのお悩み、(勝手に)重々承知しております。

このような状況の中、
広告のコスパについて悩んでいるご担当者さまは多いのではないでしょうか…?

結論

先に私の結論から記載しておくと、学校規模によって予算の規模は変わりますが、WEB・SNS広告はやっておいた方がいい!というのが私の結論です。

「申し込みゼロ」でも広告すべき理由

おすすめする理由としては、3つあります。

1、日常の投稿で届けられる範囲に限界がある
通常の投稿だけでは多くの人に届けるのは難しいからです。学校の投稿はそもそもバズらないですよね…(涙)

どうしても日々の投稿には内容の偏りができてしまうもので、段々と特定のジャンルの方にしか届かない状況となってきます。
広告を使うことで通常の投稿ではリーチしない多くの人に届けることが可能になります。

2、広告は365日24時間稼働してくれる
SNSと言っても週5日投稿、週7日投稿は難しいものです。
しかし、広告であれば24時間365日掲載することが可能です。

他の学校が休んでいるGWや年末年始なども活用することができ、広告を掲載することで単純な露出量を増やすことができます。

SNSではとにかく回数を多く接触することが認知につながっていきます。そのため、できるだけ多くの投稿を露出させておくことが重要です。

3、通常の投稿と相乗効果がある
意外と知られていないと思うのですが、広告をすることで通常投稿のいいねや閲覧数も増える
ようになります。というのも、広告は半年や1年など長期間掲載するため、いいねがどんどん溜まっていきます。

普段の投稿ではいいねが1件や10件までしかつかない場合でも、広告の場合は100いいねがつくことも珍しくありません。
そのような投稿があることで、アカウントの見栄えがよくなり、他の投稿にもいいねがつきやすくなり、フォローもされやすくなる、といった好循環となります。

ちなみにですが、
ありがたいことに、どの投稿を広告で使っているのかは他の人はわからないようになっているので、
いくつか広告用の動画を制作し、いいねがついたものだけを残していけば、あっという間に見栄えの良いアカウントの完成です(笑)

デメリット

ここまで読んでいただいた方に離脱して欲しくないのですが、
しっかりした情報をお伝えする使命感に(勝手に)燃えまして、ここからはデメリットもお話しします。

1、成約はでにくい
最初に述べたように、Web広告では今は成約数が出にくい状況となっています。
月に20万円使ってもオープンキャンパスの予約は数件しか取れないという状況も多くありますので、「とにかく広告で数字を出したい!」というような目的だと、Web広告からの数字は期待しづらい状況となっています。

2、安い月次予算では効果を感じにくい
自校で行うと安い金額から始められるのはWeb広告のメリットですが、広告代理店など運用の代行業者を入れる場合にはあまりに安い金額だと受けてもらえないケースや、月に1万円や2万円といった予算では、テストをする段階で予算を消化してしまい、適切なターゲットに露出がされないといったケースもあります。

3、適切な広告予算を決めにくい
適切な予算が分かりにくいところもWeb広告のデメリットです。
学校の規模や競合の多さで予算は大きく変わってきます。

ここで私が大事にしていたポイントは、学校の1名あたりの入学予算です。
1名入学するのに広告としていくら使っているのかを普段から理解しておくと、それに逆算をしてオープンキャンパスや資料請求にはいくら予算をかけるのが適切なのかが可視化できます。ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

「広告やめようと思ってたけど、やっぱやるよ!!」
と思っていただけましたでしょうか?

SNSを展開している学校さまは、少なからず広告予算も取られることをおすすめします。

ということで、
次回はより具体的なSNS広告の施策についてお伝えしていきます。


・どんな動画や画像を広告に使うべき?
・作り方がわからない…
・山田にお願いしたい!(ケシオンさんを通じてご連絡お待ちしております)
といった方へのブログです。

・ターゲットの設定
・セグメントの設定
・広告動画の内容

について悩んでいる方は是非、次回もご覧ください!

この記事を書いた人

山田洋平

株式会社with fun代表取締役・SNSマーケター

山田洋平

株式会社with fun代表取締役・SNSマーケター

専門学校横浜ミュージックスクール広報課長として10年勤務。
広報担当1名で主要SNSすべてを活用する募集施策で、
広報費を削減しつつ、入学者数3年で2倍、5年で3倍を達成。
コロナ禍でも3年連続、募集開始1ヵ月での定員達成!
学校SNSに特化したコンサルティングを行う「株式会社with fun」を設立。